れでぃ×ばと!〈3〉 (電撃文庫)

れでぃ×ばと!〈3〉 (電撃文庫)

まず、「れでぃ×ばと」はカレカノで実績を残した上月司の作品という事が重要だ。で、文章とか表現とか上手いんだよな、しかし、三巻に至って主人公もてすぎ、おっぱいこだわり過ぎ。編集部は萌えを要求しているようだが、上月司クラスの作家は思うまま書かせたほうか良いんじゃないかな。四巻が出るって事を前提としている巻だが、読者とては、萌え萌え展開よりも主人公の設定をバラして欲しいなぁ。

去年のラノベおすすめベスト10に入る作品の続編。12歳の時置師が登場するのが宣伝広告だったが、女性作家らしく自然な展開。むしろ12歳時置師(初潮前)よりも、主人公とヒロインの舌レロレロちゅうのほうが読みどころ。まぁ全体的に詰め込みすぎてゴタゴタな感じなんだが、タイムスリップパートはなかなかに面白かった。う〜む、本文、あとがき共に設定先行な感じだが、間の空かない内にストーリーを進めた方が良いと思う。