これからは綾芽っすよ、綾芽

リリカル・ミステリーつか、楽園ヴァイオリンなんだけど、登場キャラの綾芽（あやめ）が異常にキャラが立ってると言うか存在感がある。綾芽は過去の事故により片方の目を失明、現在も車椅子の生活を送っているのだが、その時の経験により理不尽な理由で自分の物が奪われる事を極度に警戒している。それは人間関係に於いて特に顕著で、自分の認めた友人を手元にとどめる為には異常とも思える執念を燃やす（たぶん）という設定
もう、綾芽の魅力については、実際に楽園ヴァイオリンを読んで貰うのが一番なんだが、ここ数年でもナンバー１のキャラだと思う。登場場面はあまり多くはないのだが、完全にメインヒロインを食ってる、その台詞の多くに唸らされる。今後、綾芽がどう動くか非常に楽しみだ。

廃墟ホテルへようこそ。 (GA文庫)

個人的なラノベ判別法なんですが、ヒロインの名前が変なラノベは要注意というのがあります。この作品もヒロインの名前が「きゃろる」と変なので怪しいと思いつつ読みました。まぁ感想としてはギリギリ許容範囲内って感じですかね、内容そのものはともかく、作者の性格はかなり黒いんじゃないか？という新たな疑念が残りましたが。