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ラノベの杜の新刊情報を見直すと六月二十日の頃の話だったんだろうか、ラ板のファミ通文庫のスレで「八月のラインナップは凄ぇな」とか言ったレスがあって、俺はそのレスに「でも、その頃はもう夏が終わっちゃってるね」とか書き込んだ覚えがあるんだが、予想以上に過酷な夏にはなったが、予想通り夏の終わりにエンターフレイン、ファミ通文庫の新刊を手にとる事が出来た。
- 作者: 野村美月,竹岡美穂
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/08/30
- メディア: 文庫
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- 作者: 深見真,うなじ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/08/30
- メディア: 文庫
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事実上今までシリーズ最大の敵であったクロスドレッサーをかなり簡略しているのは計算された事で、ある種の陰鬱さと読書時の疾走感を両立させる手法だと思う。ヒロインは各巻ごとに振り子のように揺らめいているが、これは志甫がメインにあってからこそ出来る描き方で、今後、志甫のヤンデレ化を期待できる。ファミ通文庫らしくイラストと小説のシンクロは素晴らしいの一言に尽きる、今回絵師のタッチが微妙に違うが、表紙の志甫の横顔はなかなか思わせる物がある。