ポケロリは最高のライトノベル

らき☆すた」の小説版が角川スニーカーから出版されると言う、作者は俺の大好きな「ポケロリ」を書いた竹井10日、正直「ポケロリ」の新刊の方を読みたいが、まぁ竹井10日著の久々のライトノベル楽しみではある。
しかしね、「らき☆すた」の小説が出るにあたって何か「ポケロリ」をダメな小説とか下らない作品と読めなくも無い意見をラノベサイト界隈で聞いた、悲しい意見である。先日、はてなラノベサイト界隈で「酷評」に関するやりとりがあったのを読んでいたが、要はアレは対象作品の面白さを理解できない、または読み手のポリシーがジャマして面白さを理解したくないという事だと思う。解かりやすい例は「型月はつまらない」とか「西尾維新の本って何が面白いの?馬鹿なの?」ってよく言われるアレだな…もちろんつまらない作品は普通にありふれているし、感想は自由なんだが、ワザワザ金払っ上にそれなりの時間かけて読むのだから、つまらなさの中にもワビサビを感じ取って欲しい所である。
まぁ俺も先日読んだ「時の魔法と鳥羽玉の夜」を非常につまらなく思ったが、こんなにも王道な設定でツンデレヒロインとか味のある悪役を登場させておきながら、このつまらなさはある意味才能だとも思った、全く別視点の作品を書いたらスゲェ面白い作品を書けるのではないか?と期待させられる詰まらなさだった。
で、「ポケロリ」の話に戻るが、ポケロリの面白さはセンスのよいギャグと、明らかにハッタリだと解かるが読む人が読めばたまらない魅力に溢れた設定である。それと、主人公とセシル、瞳亜の本文は全く書かれていないが、読み手がそれとなく想像できる微妙な三角関係、あと、登場するポケロリ達のキャラ設定、意外なオチのあるストーリー、名台詞や名場面はもはや数え切れないほどである。こんな素晴らしいライトノベルを、最近アニメが流行っているという事で注目された「らき☆すた」で括って蔑むのは愚の骨頂だと思う。