シャムロックの短編集。ですぅ〜で解かるようにメインヒロインが恋歌であるにも係わらず、乱菊がやたらと目立つ。つか、乱菊のパートだけオーバーMaximumな作品。あとがきを読んでわかるに本来この作者は短編を得意としないよう、まぁ本自体薄いしね、でも普通以上には面白い。つか、沢上水也アンタ何者?

あんでっど★ばにすた〈2!〉 (電撃文庫)

あんでっど★ばにすた〈2!〉 (電撃文庫)

よく我慢した鈴木鈴!  えと、鈴木鈴の作品って恐らくどの巻から読み始めても、まぁ普通に面白いですよね、適度に軽い文章と確かな表現力っていうか、ストーリー構成も理想とされる型だし。しかし本人の意識外の資質“ドS“ってのが「吸血鬼のおしごと」以来のネックになっているんですかねぇ。
しかしね、論争を巻き起こした「吸血鬼のおしごと」ですが、あのラスト、主人公の諦めによる死とか、童話「赤い靴」を思わせるような物悲しい少女の孤独に続きがあったらどうする?主人公はきっと生き残っているんだよ、ヒロインはきっともう一度「彼」を見るんだよ、そして新たな物語が始まるんだよ。俺的には鈴木鈴の小説で買って損するものは、現在存在しないって事かな。