文学少女の新刊ゲット!これから読むぞお、どうだ羨ましいだろう、うしゃしゃしゃ。
いま五章を読んでる、うわー…わはははは、楽しすぎる。
読了。なんつーか、野村美月の犬になってもよいぞ、俺は。


“文学少女”と穢名の天使 (ファミ通文庫)

“文学少女”と穢名の天使 (ファミ通文庫)

現在最高のライトノベルラノベの定義を小説とイラストのコラボとか、軽く読める小説とか、ジュブナイルの進化系とか色々な解釈があるが、それを全部ひっくるめて最高のラノベだと思う。今回は"ななせ"編、次回の"美羽"編の通過儀礼的なストーリーだと思うが、話自体は今回も一冊完結型、しかも何時もと同じ様に甘く切ない読後感。しかしその中に完璧な"萌え"を描ききっている。
個人的な考えだが、男子の性的な意識をふんだんに盛り込んでいる“萌え”という感情は、女性作家には基本的に理解出来ないのかもしれない。だから、やけにリアルになったり(MFに於ける清水マリコ)やチョット記号的になったり(五代ゆうのパラ娘)する。しかしこの文学少女シリーズの萌えは無理をしない自然な萌えだ、元々2次元から発する感情に自然なんて有り得ないんだが、本質的な萌えを理解できないが故に男には表現できない自然な萌えを表現した…なんか大袈裟だな、我ながら。まぁ野村美月竹岡美穂のコラボを実現させたエンターブレインも評価すべき、今回の表紙は帯を外して見てみる事もオススメします。