レギオン―きみと僕らのいた世界 (電撃文庫)

レギオン―きみと僕らのいた世界 (電撃文庫)

この作家の著書は「頭蓋骨のホーリーグレイル 」位だったからお試し程度に読んだんだが、次巻は必ず買う程度に面白かった。読んでて思うのは、電撃の作家らしく“上手い”印象。特に本を読む快楽の描写は秀逸だと思う。う〜ん、突出する内容が無いながら、次巻を読まない事には判断出来ない。逆にいえば、小説として面白いので最早、読者としては待つしかない。

今まであった、未来の戦争の描写は遂に書かれなかった。しかし性的な意味はともかく男性キャラが登場したのは物語全体の進歩かも?シリーズとしての見所はハッキリ言って無い。しかしマルチの同設定キャラとしてレオチェルリは死ぬのか?存在感がないのは死亡フラグなのか?といった、本筋とは全く関係ない心配を一巻からずっとしている…。