人間ノック45ページ的なあ、ああああー

例えば、ライトノベルの新刊を数ページ読み始めて“ああこれは来たな”と思ったことは無いだろうか?全体の一割も読んでない内にこの本はきっと面白いと確信してしまう作品に出会った事は無いだろうか?俺はそんな“ああ来たな”と思える感覚に捕われる事が結構多くて、そんな作品は予感どおり大抵面白い。で、何故そんな予感を抱くのかと考えると、作家が意識的に冒頭興味をそそる様な書き方をしていたり、妹とかツインテールとか心に突き刺さるキーワードを冒頭でチラつかせて見せられたりとテクニック的な面もあるのだろうが、ラノベファンの経験則も大きく係わってきていると思う、思いつきで書いたいるためデータ不足でオチはないが…。読了後の放心状態も良いが、これから物語を読み進めていく時のゾクゾクザワワ感も思わず喘ぎ声が漏れてしまうほど快感。とりあえず今、本田透の「イマジン秘蹟」を読んでいるんだが、七ページ目でザワワザワワと来ております、今回も当るか?要期待。


うむ、微妙に外した、俺もマダマダだな。


今までの本田透と何か違う。悪くはない、寧ろ良い、でも姉と主人公の謎をほのめかすだけで殆ど明かされて無いのは戯言的なテクニックという感じで余りいただけない。シリーズ化前提なラノベで結構気合が入っているが、どうにも消化不良な読後感が残る。しかし、総評として面白くないか、面白いかと聞かれれば、面白かったとしか言いようが無い。本田透が本性を出したのか、編集が調教したのかは不明。しかし、あとがきからすると本性か?うん、奥が深い作品、2巻以降を読まなくては解からない。