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円卓生徒会〈2〉 (集英社スーパーダッシュ文庫)

どうして本田サンは薀蓄ラノベを捨てたのだろうか？本書において薀蓄ラノベの痕跡は有るものの、アストロのに比べ一般ラノベ路線を目指している感じがする。あたりまえだが、萌え描写に関しては上手い、他のラノベ作家に萌えをレクチャーしてやって欲しいくらい上手い。でも文章がどこか平らすぎる気がする。んー本音を言えば、シリーズとかレーベルに拘らない本田透の本気を見てみたいもんだ。

猫耳戦車隊、西へ (ファミ通文庫)

率直な感想として、早すぎたライトノベル。現在戦争モノのラノベでガンパレモノというジャンルがあるが、同時代作品にして明らかに進み過ぎている。もしこの作品が今発売されたら、少なくとも全五巻は発売されているであろう。“ラノベ”として隙無く面白い、戦場モノで百合しかも戦車、王道なＳＦ設定。ラノベの流行を先んじるものの、美味しい所を他レーベルに取られるファミ通文庫の作品らしい作品。